テッド(TED)の動画で英語を効率よく学ぶ方法

TEDはプレゼンテーション 英会話・英語学習

TED(テッド)は今や英語学習にはなくてはならないツールとなりました。
特に中級者以上の方のリスニングスキルのレベルアップにはマストツールと断言できます。

えっ!TED(テッド)を知らない?
それはもったいない!!!

TEDは言ってみれば講演会です。それはTED Conferenceと呼ばれれており、
科学、学術、エンターテイメント、デザインなどの
各分野のスピーカーが会場でプレゼンテーションをします。

TEDはプレゼンテーション

この模様が無料でインターネットで配信されており、
TEDのホームページYoutubeの公式チャンネルでも見られるので
いつでも好きなときに見られるんです。

今までプレゼンをした人の中には有名人、著名人も多く、
U2のボノ、元アメリカ大統領ビル・クリントン、
ヴァージン・グループの創業者であるリチャード・ブランソンなども
TEDでプレゼンテーションを行っています。

オンラインでお金をかけずとも、世界の様々な分野で活躍する
人々の生の英語が聞けるTED、これを英語学習に使わない理由はありません。
特にリスニングスキルアップには最高の教材です。

TEDで効率よく英語を学習するには

TED(テッド)は素晴らしい英語教材になり得ますが、
リスニング力をアップするには効率よく学ぶ必要があります。

ベッドに寝転んでただ単純に聞き流していても、ほとんど身につきません。

TEDで英語、特にリスニングスキルをアップさせるには
ディクテーションという方法を使います。

ディクテーションって何よ?

簡単に説明すると、英語の音声を流して聞き取り書き取ることです。
これは英語通訳の学校などでも教えている方法で、リスニング力だけでなく
語彙力、文法力、スピーキング力など総合的な英語レベルを引き上げてくれます。

⇒ゼロからスタートディクテーション

実は私も日本にいた時、IELTSのリスニング対策のために
通訳学校の一般コース(通訳は目指さないがリスニング力を上げるためのコース)
にしばらく通ったことがあります。

その学校でディクテーションを毎回やらされましたが
実はこれシンプルでいて意外に大変な作業なのです。
最初は何回聞いても、ある単語、フレーズが聞き取れないんですよね。

それはなぜか?

その単語やフレーズを知らないことももちろんありますが
一番の原因は正しく発音できないからです。

当たり前ですが、自分が発音できない単語は聞き取れません

これ意外に気づいてない人が多いかもしれません。

文字としては読めるけれど、聞きとれない(書き取れない)
ということは、その単語を話してもネイティブには伝わらないし
逆に相手がその単語やフレーズを話しても聞き取れないということです。

ディクテーションをすることで
発音、語彙力、リスニング力、そしてスピーキング力を上げていきましょう。

TEDを使ってディクテーションをする方法

まずディクテーションの教材としてTEDから映像を選ぶのですが
ポイントとしては、題材が自分の興味があるもので、かつ少し聞き取りが難しいもの。
文章は平易でもスピードが速すぎて聞き取れないくらいのものがいいと思います。

例えば、食生活、肥満などのテーマに興味がある私は
2010年にTEDでプライズ賞にも選ばれた
ジェイミー・オリバーの動画をディクテーションの素材に選びました。

ちなみに、ジェイミーはイギリス出身のシェフで、オーストラリアでも人気があります。
思いっきりイギリス訛りの英語ですが、日本人にとってはアメリカ英語よりも
聞きやすいと思いますよ。

TEDはYoutubeでも翻訳付きで見ることができます。

テッドで字幕を付ける方法
Youtubeの下の枠の右から4番目をクリックするとポップアップします。

YOUTUBEに字幕を付ける方法

字幕を英語(自動字幕起こし)を選んでオンにします。

ただYoutubeの字幕は少し正確さに欠けたり、省略されたりする場合が
あるので、ディクテーションで使うならやはり公式サイトがおすすめですね。

字幕を英語にするには、右下の「Show transcript」から
Englishを選ぶだけです。

もちろん最初は字幕なしで聞いてください。
何回も、何回も。

ちょっと速すぎて分からないという場合でも
諦めずに何回も聞いて、ノートに書き取ってみてください。
最初の何フレーズだけでもいいです。

何回聞いても分からない場合にはじめて字幕を見ましょう。
最初から字幕を見てしまうと、ただのリーディングになってしまうので注意が必要です。

すぐに他の動画に浮気しないことです。
同じ動画を何度も何度も見る、聞くことが大切です。
そして日本語字幕を見ないこと。(後で確認するにはいいと思います。)

もちろん分からない単語などは、カタカナで聞こえたように
書き留めておき、後で調べてください。
語彙力と発音の練習にもなります。

ディクテーション初心者の方は最初は短い動画がおすすめです。
例えば、GoogleのMatt Cuttsの「Try something new for 30 days」という動画
3分30秒足らずで終わります。題材も面白く、難しい単語も使っていません。

TEDのいいところは、アメリカやイギリスだけでなく、
世界の様々な国の人が話す英語が聞けることです。

現に私が住んでいるオーストラリアも移民が多く、いろんな国の人が
英語を話します。そして日本人も含めてそれぞれが訛っています。

そういった英語の訛りなども楽しみながら
勉強していくと面白いですね。

いろんな動画が続々と追加されていますので
きっと興味のあるテーマが見つかりますよ。

こんな教材他にはありません。
しかもタダとくれば、やるしかありませんね!