Hi mate !
オーストラリアで仕事を探す時、特にローカルの仕事をGETしたい場合には、いかに魅力的な履歴書を書けるか、そしていかにジョブインタビュー(面接)で自分をアピールできるか、にかかっています。
個人的な話しで恐縮ですが、2月よりオーストラリアのローカルスーパーマーケット、Coles(コールス)で働き始めました。
仕事自体はその前の年の年末くらいから探し始めたのですが、それまではColesも含めて自分で作った履歴書をいろんな会社に送れど送れど全く通りませんでした。面接にすら行けなかったのです。
「日本人だから、はなっから無視されているのかな?」とか悲観的に考えはじめた頃、ネットで履歴書をプロが作成してくれるというレジュメサービスを発見しました。
結論から言うと、プロに頼んで大正解でした。結果的にプロに頼んでからは、書類審査を通過して2社の面接を受けることができました。そして、そのうちのひとつが今の職場ですね。
履歴書の作成はプロに頼め!
ハッキリいいますが、魅力的な履歴書やカバーレター(履歴書に添付する志望動機な自己PRをまとめたもの)は、さっさとプロに任せて作ってもらったほうがいいです。
ネットで検索して出てきた英文履歴書の書き方などを参考にして、チマチマと作るのもいいですが、プロの履歴書の内容にはまず勝てません。僕が頼んだレジュメサービスの場合、レジュメとカバーレターのセットで99ドルでした。
時間をかけてせっせと履歴書を作っても面接すら行けない・・・とストレスをためちゃうよりも、どんどん面接に行って自分を売り込むことができれば、このくらいの出費は安いものです。
ちなみにこのサービスを頼むと、すぐに担当から折り返しメールが来ました。
自分で作ったレジュメとカバーレター、所有している資格や職歴、学歴、そして応募予定の職種、ポジションなどの情報を送り返したところ、3日で新しい履歴書が送られてきました。速いですね!レジュメもカバーレターもきっちり仕上がってました。自分でここまでのものを作るのは無理だと感じました。さっさと頼めばと良かったと後悔すらしましたね。
レジュメとカバーレターの内容に大満足したので、面接後のサンキューレターとフォローアップメール(履歴書を送っても返答がない時に送る文)の作成も追加で頼みました。
多分、オージーも含めてプロのレジュメサービスを使っている人はまだまだ少ないと思いますし、英文履歴書の作成に慣れていない日本人ならオススメです。
ネットで検索すると、このようなプロのレジュメサービスはいくらでも出てきますので、よかったらチェックしてみてください。
面接で必ず使いたいSTARテクニックとは?
さて本題の面接ですが、僕の場合はBakerポジション希望でしたのでColesのBakeryマネージャーとストアマネージャー(店長)同席の上で、みっちり1時間程行われました。
なぜColesで働きたいのか?、私を採用するとどんなメリットがある?あなたの強み、弱みは?トラブルが起きたときの対処方法は?その他、Bakerの職歴についての質問、こちらかの質問などを受けました。まぁ基本的には、日本での仕事の面接と聞かれることはほぼ同じです。
出典:photo AC
一番の肝は「なぜこの会社を選んだのか?」と「なぜ、あなたなのか?」という点です。ここをいかに相手にわかりやすいようにアピールできるかにかかっていると言っても過言ではないでしょう。
でもなかなか、この点をうまく説明するのは容易ではないと思います。
そこでぜひとも使いたいのが、STARテクニックです。
ご丁寧にも、Colesの場合は面接の案内メールの中に以下のようなティップスが記載されていました。
How you can prepare
When answering behavioural based questions, some things you might like to consider are:
•Select examples of previous experiences and activities that will demonstrate your level of competency and experience
•If these examples cannot be drawn from your working life, feel free to draw from all aspects of life, study, leisure and home
•Use the STAR technique to answer interview questions as this will help you to share all the details of your experience: Tell us the Situation (S), the Task (T), the Action (A) you took and the Result (R)
この最後にあるのがSTARテクニックですね。
「面接で質問される事項には、あなたが経験したことをシェアしながら返答してください」ということ、その際に使うのがSTARテクニックなのです。
S=Situation 起きた状況についての説明
T=Task その状況でのあなたの役割は?
A=Action you took あなたが実際に起こした行動は?
R=Result その結果どうなったか?
例えば、自分の強みは何かと聞かれて、「リーダーシップがあるところです」と答えたところで、相手にしてみれば「その具体的な根拠は?」と思ってしまいますよね。
そうではなく、例えば「以前の職場で〇〇のようなトラブルがありました。私はチームをまとめるリーダーで、新人も何人かおり、うまくまとめる必要がありました。そこで〇〇を〇〇して、その結果、トラブルは回避され、新人にもひとつ仕事を覚えてもらうキッカケになりました。」というような切り口で具体的に話していくのがSTARテクニックです。
上の例はわかりやすくするためにかなり端折っていますが、実際にはもっと長く話していきます。STARを使って具体的に説明していくことではじめて、「この人はリーダーシップがあるんだな」と相手にアピールできるのです。
STARの中で特に重要なのが「A」です。具体的にどのような行動を取ったのか?ここが自分をアピールするポイントですからね。しっかりと事前にまとめておきましょう。
日本人は特に、面接で消極的と言われがちですが、STARを使ってうまく説明できれば面接も怖くないと思います。基本的に面接で聞かれることなんて、ほとんど決まってますからね。そう考えれば、英語で質問されて英語で答えるのも、それほど難しく考える必要はありません。事前に言うことをまとめて何回も練習すれば大丈夫です。もしネイティブの友人などがいれば、聞いてもらうのといいと思います。
ちなみに僕は面接にタブレットを持って行って、以前働いていたパン屋で作ったパンの写真、そしてこのブログを見せて「日本人にオーストラリアのことを紹介しています」とか(笑)見せました。
それは余分だったかもしれませんが、いい意味で面接官に印象をあたえるのはマイナスではないと思います。
今回の記事をまとめますと、「まず仕事探しは面接に行かなければ話にならないから履歴書作成はプロにまかせる!」そして「面接ではSTARテクニックを駆使する!」ということでした。
See ya !!