ちょうど今、うちの娘が仕事を探している最中なのですが、なかなか難しいようです。
一時面接には何回か行ったようですが、なかなかその次のステップに進めません。
僕の経験でも、オーストラリアで、特にローカルジョブの応募は、即戦力を求めていることがほとんどで、基本的には経験者しか面接に進めないと言われています。
「このような仕事は初めてで、経験もありませんが、頑張ります!」といくら履歴書に書いたところで面接に呼ばれることはほぼないと言っていいでしょう。
Referenceとは?
まず、履歴書の中でも最も重要なのが「Reference(リファレンス)」です。
Reference=推薦者、つまり、あなたのことを推薦してくれる人のことですね。
通常は履歴書の最後にreferenceの仕事先と役職、そして連絡先(メールと電話番号)を書くことが多く、最低でも2人のReferenceを書くことが望ましいです。
「そんな人いないから書かなくてもOKでしょ?」と思う人もいるかもしれませんが、最近では、Referenceが必須な会社もあるくらいなので、Referenceを書かないで履歴書を提出するのは無謀だと言っても過言ではありません。
実は、うちの娘が困っているのもReferenceに書く人がいないからです。
出典:photo AC
Referenceに書く対象の人とは?
Referenceとは、あなたのことを推薦してくれる人ですが、もっと細かく言うと「この人を絶対採用したほうがいいですよ!、と企業から連絡があった時に直接言ってくれる人」です。
つまり、あなたの仕事ぶりを知っている人となり、対象となる人は基本的には以前勤めていた会社の直属の上司などが望ましいのです。
うちの娘の場合は、以前カジュアルで勤めていた会社(2年くらい前に辞めました)の上司の連絡先がわからなくて困っていました。
しょうがなく、仕事関係以外の知り合いの名前を書いところ、アプライした会社からそれはダメと言われたそうです。
会社に電話して連絡先を聞いたところ、前の上司はすでに辞めてしまっていないとのこと。
しょうがなく、フェイスブックで検索しても該当者は出て来ず・・・、といった感じで、どうしようもないようです。
ここでのポイントは、、、
勤めている間に、真面目にコツコツ働くことはもちろんのこと、辞める時も連絡先を交換して(メール、電話、フェイスブックなど)、関係を途切れないようにすることが大切だということ。
僕も、今勤めている会社に履歴書を送るとき、以前働いていた会社の上司2人の名前をReferenceに書きました。
もちろん、会社から連絡がいく可能性があるので、事前に「Referenceにあなたの名前と連絡先を書くけどいい?」と連絡したことは言うまでもありません。
幸いなことに、その2人とは辞めてからも連絡をたまに取っていたので、快諾してくれました。
「電話かかってきたら、『この人、とらなかったら後悔するよ』って言っておくよ!」とまで言ってくれました。
他の人の推薦の言葉というのは、何よりも説得力があることを忘れてはいけません。
じゃあ、職歴がない場合はどうしたらいいのか?
では、オーストラリアで働いたことがない、という人はどうすればいいか?
ローカルジョブの場合、特に大手の会社やフランチャイズ系の店などは、未経験の状態で応募しても書類審査で落とされる確率が高いです。
でも、何があるかわかりませんので、たとえReferenceに書く人がいなくても、とにかく履歴書を送りましょう。
何もやらないよりはゼッタイましですから。
そして連絡が来なかったら、その会社に直接連絡してみてください。
落ちてしまった場合は、何がダメだったのかを教えてくれます。
万が一、人手が足らなくて運良く面接に呼ばれることもあるかもしれませんので。
オーストラリアに来たばかりで職歴がない場合は、とにかくどこかで働くしかありません。
日系の会社なら未経験でも雇ってくれる可能性があります。
まずは経験を積みましょう。
また、TAFEや大学で資格を取る場合、在学中にインターン(無償)で仕事させてもらえる機会もあるので、そのままそこで働けるチャンスもあります。(僕がオーストラリアで初めて仕事をGETしたのがこのパターンです。)
あとやはり、面接に呼ばれるのに重要なのは、魅力的な履歴書を送ることです。
これについては、以前の記事でプロの履歴書代行サービスをおすすめしています。
実は、ブログ読者の方から、実際にその履歴書サービスを使って面接まで行かれたとのメールをいただきましたので紹介します。
さて、最新記事の仕事の面接の件について、とても役に立ったので、お礼がしたくてコメント差し上げました。
レジュメのプロがいるなんて知りませんでしたが、ちょうど就職活動をしていたので99ドル出してお願いしてみたところ、ちゃんと3日でレジュメとCVが来て、それを就職希望先に送ったところ、翌日すぐに電話が来ました。結局、面接で落ちてしまったのですが、「レジュメが素晴らしい」とやたら褒められました。ただ、その褒め方は、「レジュメが素晴らしいから呼んでみたのに、面接してみたら期待はずれだった」というようなニュアンスを感じたので、面接もプロからの指導が必要かも・・・と落ち込みましたけれど。実はもうこの人に決めようかと思っている人がいたが私のレジュメが素晴らしかったので急いで呼んでみた、と言われました。プロってすごいですね。
今回の面接ではダメでしたが、今後の就職活動にも絶対に役立つレジュメだと思うので、教えてくださったことに感謝します。
本当にありがとうございました!
やはり、すぐに行動に移す方は、結果を出すのも早いですね。
残念ながら今回は面接で落ちてしまったそうですが、間違いなく良い経験をされたと思います。
あとがき
こういっちゃなんですが、お金はかかりますけれど、一度作ってもらった履歴書は、同じ業種、職種に応募するならある程度使いまわし出来ますしね。
そう考えれば安いものです。
もし、履歴書を何度出してみても、面接にも呼ばれないという方は、一度試してみる価値はありますよ。