この度、3年ぶりに日本へ一時帰国しました。
しばらく帰っていませんでしたが、久しぶりの日本はやはり最高でした。
食事や買い物や紅葉なども堪能しましたが、しばし合っていなかった旧友や知人との再会はいつも時間を巻き戻してくれます。
そして、そんな旧友や知人に必ず質問されるのがこれ、
「もう英語ペラペラなんでしょ?」
今回の帰国でも、何度聞かれたことでしょうか。
ところで、「英語がペラペラ」というのは一体どれくらいのレベルのことをいうのでしょうか?
僕なりに考察してみました。
日本人が考える英語ペラペラのレベルとは?
英語ペラペラになりたい!
英語を勉強する全ての人が望むことだと思います。
ぼくが、日本の友人に聞かれた質問に対する答えは、
「いや、まだまだペラペラじゃないよ」。
そう答えると、みんな半ば驚いた顔をします。
ということで、この機会に、海外に住んでいる人のあるあるネタにも登場する、「英語ペラペラなんでしょ?」問題を考察してみたいと思います。
海外に10年近く住んでれば誰だって英語くらいペラペラ話せると思いますよね?
僕も、オーストラリアに来る前は、自然にとはいわないまでも、10年くらい経てばそこそこ話せるもんだと思ってましたよ。
でも、現実はそんなに甘くはありません。
英語を習得するのはそんなに簡単ではありません。
10年で、ペラペラになれるのは子供だけだと思ってください。
9歳でオーストラリアに来て、ずっとローカルの学校に通いつづけた我が娘は、当然ながら英語がペラペラです。
本格的に英語に接した時期が早かったのと、接している時間が長いですからね。
私のように30代から本格的にはじめても、なかなかネイティブと同等の英語力(発音・語彙力も含めて)を身につけるのは至難の業だと思います。
スポンジみたいに、脳みその柔らかい子供ならともかく、20歳を超えた大人の場合、海外に長期間住んだからといって自動的に英語がしゃべれるようになるというのは全くの迷信です。
つまり、海外にいても、日々英語を勉強し続けて、聞く、話す、書くといったインプット、アウトプットを繰り返さないと英語力はあがらないということです。
もし、子供をバイリンガルにしたいなら、10歳が一つの壁になるでしょう。
ペラペラの基準を考えてみる
それでは、日本人が考える「ペラペラ」ってどれくらいの英語レベルなのでしょうか。
例をいくつかあげましょう。
英詞で歌う曲も多く、発音もネイティブみたいと評価の高い、One Ok RockのTakaのインタビュー動画。
これ、ペラペラの部類に入りますか?
次に、こちらはどうでしょうか?
元カトゥーンで今はソロで頑張っている赤西仁。
くしくも、二人とも元ジャニーズですね。
細かいことは抜きにしても、結構喋れてますよね。
日本人のミュージシャンのなかでは、ネイティブからの質問に通訳を解せずにここまで答えれば、かなり英語が堪能と言ってもいいかもしれません。
日本人がいう英語ペラペラの基準はおそらくこのあたりじゃないかと思います。
実際ネイティブとの意思疎通はある程度できますからね。
英会話初心者からすれば、スゴイ!と思われるでしょう。
「とにかく英語を話したい!」という方にとっては、まずは目指すべき対象がこの二人だと思います。
何よりも、英語を話すことに対して努力していることが素晴らしいですね!
ただ個人的には、彼らの英語はペラペラとまではいかないと思います。
(以前の動画ですので、今はペラペラの可能性が高いです)
もうひとつ、以前紹介したおすすめ英語Youtubeチャンネル「Listn.me」によく出てくる日本人スピーカーのMariさん。
⇒海外在住9年目の僕が一押する英会話Youtubeチャンネル5選
彼女は間違いなく英語ペラペラレベル!
Youtubeを見る限りでは、ほぼネイティブといってもいいくらいです。
ちなみに彼女の紹介プロフィールを読んでみると・・・
16歳でオーストラリア留学を経験し、わずか10ヶ月間の滞在ながら英語コミュニケーションに目覚め、その後日本で学生時代を過ごしながらも高度な英語力を身に付けた努力家
とあります。
スゴイ!尊敬します!
これだけ話せるっていうことは、相当努力されたのでしょう。
私の基準ではこのレベルでペラペラだと言えます。
相手の言うことが100%近く理解でき、ある程度の語彙力、イディオム、英語特有のフレーズを用いて返答できる。もちろん発音もキレイ!
Mariさんが、どのように英語をペラペラになるまでブラッシュアップしたのかはこちらの動画を見るとわかりますので、参考にしてみてください。
ちなみに、「Listn.me」は残念ながら現在、動画更新がストップしています。
でも過去動画は英会話を勉強するのに、非常に参考になるので、見直して見ることをオススメします。
【あと書き】
ちなみに私の場合、調子が良い時は(笑)スムーズにコミュニケーションが取れ、「あっ、俺いまペラペラじゃん!」なんて思ったりしますが、逆に調子が悪いときは、言いたい単語がなかなか出てこなかったり、会話に詰まったり、発音が悪くて伝わらなかったりします。
ということで、英語がペラペラになるにはまだまだ努力が必要のようです。
次に日本に帰国した時には、自信を持って「うん、ペラペラだよ!」って答えたいもんですね!