こんにちは、MASA(@ozuijyu)です。
今回の記事内容はタイトルどおりです。
日本じゃ起こりようもないことが、オーストラリアでは起こりますよ、あなた。(笑)
そしてこれは、オーストラリアでユニット、タウンハウス、一軒家などを長年借りている人なら一度は経験するかもしれないことですので、一応知っておくといいと思います。
賃貸中に、いきなり来るかもしれない魔のレターとは?
ウチの家族は、ゴールドコーストのとあるユニットに6年近く住んでいたんです。
そこには、オンサイトマネージャー(※)とメンテナンスのおじさんが常駐しているので、修理の対応も早くて気に入ってました。
(経験上、不動産屋経由で依頼すると無茶苦茶時間がかかります)
※ユニット内に常駐しており、外部や内部とのやり取りをやってくれる人。通常は受付にいる場合が多い。
加えて、ショッピングセンターまで歩いて10分足らずで行けるので、車を運転しない妻にとっては最高のロケーションで、ずっと住んでました。
そしてこれからも・・・・。
と思っていた矢先、そろそろ次の更新が来るかなぁというときに、不動産屋からあるレターを受け取りました。
それが、レントしている人にとっての魔のレター、「Notice to leave (Form 12)」です。
日本語でいうならば、退去通告でしょうか。
これは、不動産のマネージャーもしくはユニットのオーナーが現在借りている人に対して通告できるものです。
ちなみに、Notice to leaveにはForm 13というのもあって、こちらはテナント(借りている人)側から退去したい旨を不動産屋やオーナーに通達するものです。
とにかく、このレターを受け取ると、否が応でも定められた期日までに出ていかなくてはいけません。
The property manager/owner gives a Notice to leave to a tenant when they want them to vacate the property by a certain date.
A tenancy agreement is a legally binding contract that can only be ended in certain ways.
RTA(Residential Tenancies Authority)より抜粋
理不尽と思うかも知れませんが、それがこの国の法律です。
郷に入っては郷に従わなくてはいけません。
オーストラリアの不動産は完全売り手市場なので、貸している側のほうが借りている側よりも立場が上なのです。
Notice to leave (Form 12)の内容
まず、このNotice to leave (Form 12)には、退去してほしい理由が書かれてあります。
一般的には、オーナーがそこに移り住むとか、売りたいとか、改装したいとか、そんな理由が多いです。
その他にもあります。
例えば、テナントが不動産屋と交わした契約に書かれてあることを守っていない場合。
この場合はかなり厳しくて、「てめぇー、契約守んねぇから14日後に出てけよ!」ってレターが来ます。
通常は、その前に不動産屋やオーナーから注意されて、改善されれば何も起こりませんが、何度注意しても守らないやつには、このような鉄拳が下るのです。
もっとヤバイのは、レント(家賃)を滞納し続けているヤツね。
いくら注意しても、「もうちょっと待って」といい続けている輩にはミナミの帝王も真っ青なレターが来ます。
この場合は、最短で7日後に出てけっていわれまっせ。
もちろん退去の日までに、引越し&清掃を完了していなければいけませんからね。
7日後に出るって・・・・現実的にムリでしょ、たぶん。。。
まぁ、普通にルールを守って生活している分には、このようなことは起こりません。
ただ、日本にはないルールのひとつとして、高層ユニットなどに住んでいる場合、バルコニーに干してある洗濯物が外から見えると注意されます。
景観ってやつですか。
実際、ウチも6年間の間に2,3回注意されました・・・。
でも、ウチが出ていかなければいけない理由はそれではなくて・・・
NO Grounds(理由なし)
そう、これって理由がなくても通達できるんですよね、おー怖っ。
たぶんですが、6年も住んでいるから、もうお前いいだろ、ということでしょうか。
そうだったら、理不尽すぎますよね??
Notice to leave (Form 12)をもらってからすべきこと
Notice to leave (Form 12)をもらって、2,3日オタオタしたあとは、冷静になって今後のスケジュールを考えましょう。
ウチの場合は2ヶ月あったので、時間があると思いきや、実はこの2週間後に妻と娘が日本に一時帰国することになっていたため、今後のことを僕がすべてやるハメに。。。
_| ̄|○
バッドタイミング、ここに極まれり!
今から思えば笑い話ですけど、あのときは精神的にかなり来てました。(笑)
それでは、備忘録もかねてまとめておきますね。
Notice to leave (Form 12)を受け取ってからやること(やったこと)
引越しの準備(ダンボールを集める、ダンボールに詰める、いらないものを捨てる・断捨離)
家を探す(realestate.com.auのアプリをスマホに入れて自分の住みたいエリアのレント情報を常にアップデートしておく、気になる家のインスペクションに行く、気に入ったらアプライする)
<1ヶ月前~2週間>
荷詰め継続
新居の不動産契約をする(ボンドと家賃の支払い)
引越し先が決まったら、引越しする日を決める
Notice to leave(Form 13)を不動産屋orオーナーに提出する(原則2週間前までに)
<2週間前>
荷詰め&断捨離継続
引越し屋を予約する(自分で行う場合は不要)
電気、電話、ガス・水道・インターネットなどの停止依頼をする
新居の電気、電話、ガス・水道・インターネットの開始依頼をする
そろそろ清掃もはじめる
<1週間前~引越し当日>
新居の鍵をもらい、部屋の中身をチェックして書類にサインする
荷詰め忘れがないか確認
銀行などに住所変更をする
ポストオフィスで郵便物の転送手続きをする(有料)
前日までに冷蔵庫と洗濯機の電源を切り、清掃&水抜きをしておく
引越しが終わったら部屋の清掃(ボンドクリーナーに頼む場合はテキトーに)
もしかしたら抜けているものがあるかもしれませんが、ざっとこんな感じです。
結構やることありますよ。
で、今回ここまですべて僕がやりました、ハイ。
さすがに引越しは引越し屋さんに頼み、ボンドクリーナーに清掃を頼みましたけどね。
いやはや、引越しって大変なものだと、身にしみて感じました。
とはいっても、まだレントしている身ですから、今後Notice to leaveが来ないことを祈るばかりです。
オーストラリアですでに賃貸している人、そしてこれから移住して賃貸予定の人も、こういったことが起こるかもしれないということを一応知っておいてくださいね。
ではでは。