オーストラリアでビザを取得する時に必要な英語テストとして有名なIELTS アイエルツ(International English Language Testing System)。
私も過去に2度度受験しました。一度目はオーストラリアで1週間短期留学をした後、この国に将来移住したい!と思いたった時。
とりあえず受けてみたら結果は何と、ジェネラルで4,5というお粗末なスコア。
スピーキングなんて、緊張しまくって何を話しているのか自分でもわからなかったくらいです(笑)
特に何も勉強もしなかったので、しょうがないといえばしょうがないですが、かなりショックを受けたのを覚えています。
二度目は、オーストラリアに移住する約1年前。
当時はまだ今ほどIELTSに関する書籍や参考書がなかったので英語で書かれたケンブリッジの問題集で勉強しました。
Cambridge Ielts 6 Self-study Pack
※その後参考までに、日本語で書かれたIELTSの対策本を2、3冊読みましたがケンブリッジに比べると少し簡単すぎるかな、と感じました。
結果はアカデミックで5,5。
当時、オーストラリアの専門学校であるTAFEへの入学に必要なスコアが5,5だったのでスコア自体は高くありませんでしたが、この結果を受けて移住に向けて具体的に動き始めました。
ところで、留学などに必要な英能力試験といえばTOEFLが有名ですよね。
先日のニュースによると、TOEFLスコアがオーストラリアの学生ビザに加え、技術系永住ビザ、ビジネスビザの申請にも認定されたと発表されました。
ということで、今後はオーストラリア移住を考えている方もTOEFLで受験される方が多くなると予想されますので、TOEFLとIELTSについて比較をしてみようと思います。
会場数
TOEFL 29会場
IELTS 15会場
試験内容
TOEFL 全てコンピュータで実施
IELTS 筆記、スピーキングは面接官と対面にて
試験時間
TOEFL リーディング60~80分、リスニング60~90分、スピーキング20分、
ライティング50分(休憩時間あり)
IELTS リスニング40分、リーディング60分、ライティング60分、
スピーキング15分程度(休憩時間なし)
※IELTSは試験日によってはスピーキングが翌日に実施されます。
受験料
TOEFL 225USドル(受験日7日前まで)
IELTS 25,380円(受験日5週間前の水曜日まで)
スコア送付料
TOEFL 4通まで無料(テスト申し込み時)
IELTS 5通まで無料(最初の証明書の発行日から30日以内に限る)
受験日変更手数料
TOEFL 60USドル
IELTS 6,300円
キャンセル手数料
TOEFL なし※払い戻しはUSドルにて受験料金の50%、試験日の4日前まで
IELTS 6,300円 ※全額払い戻し、試験日5週間前の金曜日午後5時まで
テスト結果
どちらも13日後に発送
本人審査(試験当日)
TOEFL ID(有効期限内のパスポート、免許証など)
IELTS ID(有効期限内のパスポート)と指紋スキャン、顔写真撮影
やはりTOEFLは会場数がIELTSよりも多く、1日で試験が終わるというメリットが大きいですね。
どちらが簡単ということはないですが、TOEFLに関する参考書はIELTSに比べても豊富にありますので対策はしやすいでしょう。
また、TOEFL希望の方はオンラインでも勉強ができます。
ちなみに私はTOEFLのテストを受けたこともありますが、ほとんどIELTSの勉強していなかったせいかTOEFLは難しいというか、問題形式が慣れませんでした。これは人それぞれだと思います。
また試験当日、IELTSは休憩時間はありませんので、トイレなどはテスト前に済ませておく必要があります。
たしか、途中でトイレに行きたい場合は荷物を置き、身分証を提示すればスタッフの方が案内してくれたと思います。
IELTSにしてもTOEFLにしても受験料が高いので、参考書や予備校などで十分な対策をとって、万全の態勢で試験にのぞむことをおすすめします。
特に日本人に苦手なスピーキングは、緊張しすぎると逆効果ですので当日はリラックスを心がけてくださいね。
GOOD LUCK!!