RSMSビザ(Regional Sponsored Migration Scheme)について

僕が取得した、RSMSビザ(サブクラス119/857)について説明したいと思います。

おそらく、ご自身でオーストラリアの永住権取得方法について調べた場合、この「RSMSビザ」についてはなかなか知ることができないかもしれません。

日本のビザエージェントなどに問い合わせても、また、検索エンジンで調べても、おそらく「RSMSビザ」に関する詳細はなかなかつかめないと思いますし、僕も過去に日本のエージェントに相談したことがありますが、その時も技術独立永住ビザの内容しか知らされませんでした。
RSMSビザの存在自体を知ったのも、オーストラリアに住んで丸1年が過ぎた頃だったと思います。

それでは、このRSMSビザについての内容をみてみましょう。
オーストラリア移民局のページを見てみると・・・

The Regional Sponsored Migration Scheme (RSMS) is for employers in regional Australia, to fill skilled positions they are unable to fill from the local labour market.

Under the RSMS, employers are able to nominate staff from overseas or temporary residents currently in Australia to fill full-time, permanent vacancies.

引用元:Department of Immigration and Citizenship
引用元ページはこちら

要約すると、
オーストラリアの地方でその職種について十分な雇用者を現地で確保できない場合、RSMSビザにおいて、雇用主は海外から、もしくは現地で一時滞在している者を フルタイムの労働者として指名することができる。

ポイントは、地方という点です。

つまりRSMSビザは、オーストラリアのどの地域でも適用されるわけではないということ。

たとえば、シドニーやメルボルン、ブリスベンといった都市では適用されません。
※地方の定義については、こちらのページでご確認ください。

僕の場合は、たまたまケアンズという田舎に住んでいたおかげで(?)、このRSMSビザで申請する事ができました。
そして何よりも、働いていたパン屋のオーナーが、安定した雇用者を必要としていたため、僕がRSMSビザを申請する事を心よく引き受けてくれたのもラッキーでした。

RSMSビザを申請する際には、雇用主と雇用者は最低2年間のフルタイムでの雇用契約を結ばなければいけません。

ここまで読むとおわかりのとおり、RSMSビザは、雇用する側とされる側が協力してビザを申請することになります。
つまり、雇用者がRSMSビザを申請したいと思っても、雇用主が「NO」と言えば申請はできません。

技術独立ビザからの申請を当初考えていた僕は、移民法の変更などもあって、1年のTAFEでのベーカリーコースを終えた際、いったんビジネスビザに切り替えて、この RSMSビザでの申請をすることになりました。
ある意味では、このRSMSビザは新卒カテゴリのオプションのひとつとしても候補にあげられると思います。

RSMSビザでの申請を考えた場合、田舎に住むことと、働く場所が確保されていないとどうしようもないですが、永住権を取得する手段としてはフルタイムで働きながら取得できるので、ある意味穴場ではないかと思います。実際永住権を取得しても、オーストラリアで生活していかなければならないので、取得後の2年間働く場所が確保されていると考えれば、これもラッキーなことなのではないかと思うのですがどうでしょうか?

現在、移民局のページでも、最新の永住ビザの申請順位でもRSMSはトップ・プライオリティにあります。

New Priority Processing

RSMSはビザ申請のトッププライオリティ

現在オーストラリアでは「スキル・経験・英語力」をもつ人材が優遇されています。不況下においては働き先がすでに決っており即戦力となる人材が優先されているのが現状なのです。

DIACのサイトにも記載されておりますが、オーストラリアの移民法が従来の学生ビザから永住ビザへのシフトを快く思っていません。永住権を取る目的で大学やTAFEに通う海外からの学生は いざ永住権を取得しても、すぐに職にありつけないパターンが多いのです。国内の失業率が安定していない間は、学生ビザからの永住権取得はどんどん厳しくなっていくと思われます。

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