オーストラリアでのパン職人の需要

パン職人でオーストラリアの永住権を申請する人、しようとする人は一体どれくらいいるのでしょうか。

ここでは、パン職人としてオーストラリア永住権を申請できるいくつかのパターンをまとめてみます。
尚、ビザの内容については、2009年9月8日2010年1月6日現在の情報となります。(2010年1月1日に移民法が改正されています。)

まだまだCookなどに比べれば、圧倒的に申請者が少ないと思われている「パン職人」ですが、パンというのは、 オーストラリアではライスと並ぶ主食、人によっては週にパンを食べる量がライスよりも多いなんていうのはめずらしく ありません。
そのせいか、日本と違って、いわゆる食パン(LOAF)の類は1袋20枚くらい入っていますし、 パン屋さんで売られている量も調理パン、菓子パンよりも多いのです。

裏返せば、オーストラリアにおけるパン職人という職業は、景気に左右されることはあまりなく比較的安定している ものと思います。仕事先も、私が働いているようなフランチャイズの店から、街に点在する家族経営の店、大手スーパー、ホテル内のベーカリーショップ、レストラン、またスーパーなどに卸売りしているパン工場など多岐に渡ります。

パン職人は、需要職業リスト(MODL)にも継続して入っており、今のところ、永住権を申請する職業としても価値はあるのではないかと考えます。

パン職人で申請して永住権を取得する方法

技術独立永住ビザが最も一般的ですが、これに関してはこちらのページを確認してください。

追記すると、TAFEなどにあるパン職人のコースは通常1年が普通ですので、2年のフルタイムの教育の条件を満たすには、 もう1年他のコースを修了する必要があります。一般的にはホスピタリティ・マネージメントなどの関連コースとあわせることが多いと思います。
コースによっては、最初から2年間のホスピタリティ・マネージメントの中に、パン職人のコースが組み込まれているケースもあります。
2年間を別々のコースでおこなう場合には、移民エージェントに2つのコースの統合性を必ず確認してください。

そしてよく論議をかもしている「教育期間2年間」の定義ですが、ポイントは2つ。

  1. コースがCRICOSに認定されたものである。
  2. コースの期間が92週以上(2つのコースの場合はあわせて92週以上のものを16ヶ月以上かけて修了すること。

これについては、必ず入学予定の学校に確認してください。

また、これもよく議論をかもしている(笑)、「900時間は無給でも良いか?」ですが、
これについては、後述するTRA内のPathway E 900 Hour RequirementのFAQで以下のような記載があります。

Your evidence of 900 hours of employment must meet Australian Government workplace relations laws. The Australian Government has strong laws in place to address any exploitation of workers, including international students employed in the labour market.

The Fair Work Ombudsman can investigate complaints from international students if they consider they are not receiving the correct pay, conditions or workplace rights and enforce the Fair Work Act 2009 through Australia’s legal system.

僕が以前相談したエージェントからは、900時間の就労場所を探す時には、「無給でいいので仕事をさせてください」と頼めば見つかる、 というような事を言われましたが、これを読む限り無給で良いはずはありません。


日本でパン職人としての経験がある場合にも技術独立永住ビザは申請できます。この場合には自分のパン職人としての技術がオーストラリアでも認められるかが問われます。
具体的には、CertificateⅢ以上のレベルにあるかどうかをTRA(Trade Recognition Australia)という機関に認定してもらう必要があります。認定されれば、オーストラリアで改めてCertificateⅢなどの資格を取る必要はなくなります。


2010年1月1日から適用された移民法では、TRAによりあらたにJob Ready Testが施行されております。
これは上記要件に加えて、申請職業において1年間(12ヶ月)のフルタイムでの就労がTRAによって義務付けられ、またスキルを証明するための書類審査、実施試験などもおこなわれます。
Job Ready Testについて詳しくはこちらのページにてご確認下さい。

2010年1月6日追加分


その他にも私が取得したケースのように、仕事先を確保した上でビジネスビザに切り替え、さらにRSMSビザで申請する、 もしくは、技術独立永住権ビザを申請する際にパスマークに届かなかった場合、一旦サブクラス485発給後、パン職人としての職歴を1年以上積んで、 需要職業点15点を確保した上で再申請する。(※申請時MODLリストにBAKERがあることが条件 ※上記TRAの要件が必要になります。)
はたまた、SRSビザ(サブクラス487・オンショアでの申請)に切り替えて、 とりあえず地方エリアに住み、条件を整えて他の永住ビザを申請するなど、様々なオプションが考えられます。

一方がダメでも、他の方法で申請できる可能性があるのが現在のオーストラリア永住権です。
あれこれと悩む前に、信頼できるエージェントから様々なオプションを提示してもらってください。
そうすれば、少し気が楽になります。(経験上)

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