英語を話すときに、声が低く感じるのは、英語の発声方法が日本語のそれと全く異なるからです。
では、発声方法にはどんな違いがあるのでしょうか?
今回の記事はこんな人に向けて書いています。
- 英会話を勉強しているけれど、話せない、聞けない
- 現在、海外に住んでいるが、英語がネイティブに通じにくい
- 発音の勉強をしているけれど、なかなかコツがつかめない
英語を話すと声が低くなるのは、発声方法の違いにあった!
出典:photo AC
ズバリ、英語を話すときに最も大切なことは「発音と発声方法とリズム」です。
間違いありません!
こんにちは!
オーストラリア移住したときには、英語がほとんど話せなかったMASAです。
逆にいえば、日本語にはない、英語独特の発音と、発声方法、そしてリズムを意識して話すと、ネイティブに通じやすくなります。
通じない、伝わらない英語を話していても、ただの自己満足に過ぎません。
発音や発声方法が正しくないと、伝わらないので、会話は盛り上がらないし、向こうから話しかけてくることも少なくなってくるでしょう。
恥ずかしながら、こんな大切なことをオーストラリアに住んで10年以上たってから理解しました。
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でもたぶん、日本にいたままだったら、いまだに分からなかったことかもしれません。
オーストラリアにきて、いろんなネイティブの人と話すことで徐々に理解できたことです。
そういう意味ではラッキーでしたね。
何度もいいますが、正しく発音、発声しないと、ネイティブにはほぼ通じません。
「発音なんて関係なくね~、だってオレ、ジャパニーズ・イングリッシュで十分通じてるし・・・」
それって本当でしょうか?
たとえば、日本人の話す英語のアクセントに慣れている英会話スクールの講師には、発声方法や発音が悪くても通じることもあります。
ネイティブでも、この人は多分こういうことを言いたいんだろうなぁ、と感がいい人もいます。
でも、日本語を話すのと同じ発声方法で英語を話すと、ほぼ伝わりません。
たとえば、この動画が良い例です。
2010年に、脳科学者の茂木健一郎氏がTEDでおこなった講演です。
この講演で茂木さんは、カンペをのぞきこむこともなく、全編英語でスラスラと話しています。
ペラペラです。
スゴイです。
相当努力されたんでしょう。
でも、発音と発声方法が英語の発声、発音ではないために、ネイティブにはかなり聞き取りづらいと思われます。
この動画のコメントをみてみると・・・
bad Englishだとか、I did not get what he talks about. it’s so hard to hearなどと書かれていますが、日本人の発音に慣れていない人なら聞くだけで疲れてしまうでしょう。
もったいないですよね。
では、英語を話すときには、どんな発声方法をすればいいのでしょうか?
ポイントは「喉」です。
英語を話すときの発声のポイントは喉
日本語を発声するときは、喉が閉じています。
その結果、口先だけで発声することになり、声が高くなります。
音楽・音声ジャーナリストの山崎広子さんの研究によると、日本人の女性の声が世界で一番高いと発表しています。
なんでも「地声はそれほど高くないのに、本来よりも高い声をつくって話す」とのこと。
一方、英語は、喉の奥を開いて発声します。
ちょうど、あくびをして下のあごを落とし、喉をリラックスさせた状態です。
そして喉の奥から発声するので、声が響いて、低く聞こえるのです。
これは男性でも女性でも同じ。
そして日本人がこの発声をしようとするときには、日本語を話すときに使わない筋肉を使ったり、全く違う舌の動きをするので、最初はとても疲れるんですね。
最初は意識しないといけませんが、徐々になれてきます。
日本語を話している時と英語を話している時の発声の仕方と、声が喉の奥で響いている感覚がわかるようになってきます。
あとは、ひたすら毎日練習するだけです。
喉の奥で鳴らす感覚を意識して発声してみてください。
手始めにこちらの動画をみることをオススメします。
英語の発声方法を意識しながら、動画や映画を見てみると一気に理解度が高まるよ!
英語の発声方法を意識しながら、動画や映画をみて、話者の口や下の動き、声の響きを観察すると、だんだん腑に落ちてきます。
僕も英語の発声方法を勉強したうえで、洋画やYoutubeの動画などを観たときに「あぁ、そういうことだったのか!」と一気に理解できました。
例をあげます。
このYoutuberの女性(Healthy Emmie)の、口+舌の動き、そして声のトーンを観察してみてください。
次に、日本人女性の動画も見てみましょう。
大食いで有名な木下ゆうか。
一瞬地声で話すところがありますが、全体的に声高いですね。
声をつくって話しているのがわかると思います。
Emmieの口の動きや発声方法、声のトーンとは全然違いませんか?
男性でも例をあげますね。
Axl Rose(アクセル・ローズ)ってミュージシャン知ってますか?
僕が高校時代にハマっていた世界的に有名なロックバンド・ガンズ・アンド・ローゼズのボーカルです。
今も現役ですが、腹の出たおっさんになってしまいました。
そんな彼の若い頃のインタビュー映像を見てみましょう。
喉の奥で発声しているせいか、かなり声が低く感じますが、じつは彼、ハイトーンボイスの持ち主で、かなりの高音で歌います。
つづいて、カズチャンネル。
話している時の声が高く感じますし、響きも、ほとんど感じませんね。
この2つの動画をみただけでも、日本語と英語の発声方法が違うのがわかります。
もちろん、それぞれの子音や母音の発音の仕方や呼吸の仕方などの違いをあげればキリがありませんが、まずは発声方法が違うことを理解しましょう。
英語は、地声のまま喉をリラックスさせた状態で発声する。
ひとつヒントとしては、英語を話すときには意識的に低い声を出してみるのもありです。
もうひとつ発見したことがあるんですが、朝起きたての声って低いじゃないですか?
あれ、英語話すときにピッタリの声ですよ!
一度お試しあれ。
発声方法+発音+リズムで一気にスピーキング力をあげよう
出典:photo AC
経験上、英語で会話をするとき、英語特有の発声方法と発音、リズムを意識して話すだけで、かなりネイティブに伝わりやすくなります。
つまり、スピーキング力が自然に上がっていくのです。
伝わることで、自信がつき、声は深く、低く、大きく響くようになります。
伝わらなければ話すことに自信を持てなくなります。
「What’s that?」と聞き返されて、ひるんでしまい、ボソボソと小さい声になり、余計に伝わらないのです。
だから、スピーキング力を伸ばすためにまずやるべきことは、英語の発声方法+発音+リズムの習得です。
話せるようになれば、リスニング力も自然についてきます。
なぜなら、話せる言葉は聞けるからです。
もちろん会話をするためには、単語やイディオムもある程度覚えていく必要がありますが、基本となる部分をすっ飛ばして覚えるべきものではありません。
今回紹介した発声方法などについては、僕もやっていたのオンライン講座を受けると、もっと細かい点を具体的に学べます。
<a href=”https://h.accesstrade.net/sp/cc?rk=0100ou3b00ik2h” rel=”nofollow” referrerpolicy=”no-referrer-when-downgrade”><img src=”https://h.accesstrade.net/sp/rr?rk=0100ou3b00ik2h” alt=”Kiminiオンライン英会話” border=”0″ /></a>
お値段も安く、超オススメな講座なので、英語の発声方法、発音、リズムについて学びたいなら、ぜひ受けてみることを強くオススメします。しかも最初は無料。
もうひとつ、英語の発声や発音を勉強するときには、モデルをつくるといいです。
好きな映画俳優でも、Youtuberでも誰でもいいので、その人になりきって話し方を真似すると、なんか前よりも話せるような気になってきます。
ちなみに僕がモデルとしているのが、バイリンガルニュースのマイケルです。
あとがき
英語の発音、発声、リズムを習得すると、一気に英語を話すのが楽しくなってきます。
これは、英会話の基本なのでコレをスルーして、英語がうまく話せることはありません。
単語やセンテンス、フレーズやイディオムを覚えるときも、ぜひ発音と発声、リズムを意識してみてください。