オーストラリアに移住にあたって、重要なのがどの都市に住むかということ。
実際僕も迷いましたしね。
ぱっと思いつくだけでもまず、シドニー、メルボルン、ブリスベン、パース、アデレードあたりがきて次に、キャンベラ、ダーウィン、ゴールドコースト、ケアンズ・・・あたりでしょうか。
さらに小さい町を挙げればもっとありますが、とりあえず候補としてはこんなところでしょう。
まさか大陸のど真ん中で毎日、エアーズロックを見て過ごしたいなんていう物好きな移住希望者はいないと思います。
じゃあ一体どこの都市が住むにはベストなのか?
んーー正直なところ
こればっかりは
住んでみないことにはわかりません。
僕が実際住んだことがあるのはケアンズとゴールドコーストだけ。そして、旅行とか短期で行ったことがあるのはブリスベン、シドニー、パースです。
ケアンズとゴールドコーストは上に挙げた都市の中でも観光業がさかんで日本人も多く、最初に移住するにはおすすめかもしれません。
日本の食料を調達するのにも苦労しないし、美味いかどうかは別としても、ちょっと足を伸ばせば日本食レストランもたくさんあります。
何よりも日本人が多いというのは、移住した当初は助かる部分も多いです。
そうそう、移住当初に娘が現地の学校に入った時には、クラスに日本人の子がいてくれたおかげで、最初の半年くらいずっと通訳をしてくれていました。
異国の地でいきなり英語の授業を受けさせられてチンプンカンプンだった我が娘も、その子のおかげで何とか乗り切ることができたので、今でも本当に感謝してます。
また最初にケアンズに行って良かったと思うのは、永住ビザが比較的取りやすかったことですね。
当ブログでも何度も行ってますが、田舎に住むというアドバンテージは永住権を取るにはかなり大きいです。(今の移民法は詳しく知りませんが僕が取得したときは少なくともそうでした。)
ですので、永住権取得を見据えた移住なら、まずは田舎がおすすめです。
そして、住む都市を決めるにあたって、一番気になるのは家賃を含めた物価です。特に家賃は住む都市、そしてエリアによってかなり差がでます。
例えば、同じ大きさの2LDKのユニット(アパートね)とでもケアンズとゴールドコーストではエリアにもよりますが、週の家賃でだいたい$100くらい違います。これだけでも月に$400ドル以上、年間で5,000ドルくらい違ってきますからね、経済的にかなり大きいですよ。
シドニーやらメルボルンだと、たぶん日本の大都市の家賃と変わらないでしょうね。(もしかしたらもっと高いかも)
参考)オーストラリアの不動産を調べるにはこちらのサイトがおすすめです。住みたい都市、エリアの家賃相場がわかりますのでチェックしてみてください。
http://www.realestate.com.au/rent
次に気候ですが、これも都市によってかなり違います。
個人的には気候だけなら、ゴールドコーストがベストだと思っています。
寒すぎず暑すぎず、年間を通じて気温差が少ないのでとっても過ごしやすいです。真夏でも朝、晩は涼しく、真冬でも昼間は半袖で過ごせちゃいますからね。
ケアンズは亜熱帯気候で雨季と乾季があり、夏にあたる12月から3月くらいまでは雨やスコールが多く湿気でジメジメします。5月から10月くらいまでは乾季でとっても過ごしやすいですけどね。
シドニーやメルボルンは冬が寒いので、寒さが苦手な僕は多分住めません。
パースは一回夏に10日ほど訪れたことがありますが、乾燥がスゴくて、夏なのに静電気がビシバシきました。冬は雨が多くて、風が強いことで有名ですね。あと、ハエ多すぎ(笑)
そして、最後に仕事。
これも移住するなら、かなり重要なポイントになります。
基本的に大都市のほうが人口も多いし、それだけ職をみつけるチャンスもあると思います。
はっきりいってケアンズやゴールドコーストでは、移住してきたての日本人がローカルの仕事を探すのはかなり大変です。特別な専門技術を持っているとかなら別ですが、そんな人は限られているので、こっちで技術を習得したほうが手っ取り早いですね。
結局、どこに住んでも「住めば都」だと思いますが、何を優先するかで変わってくるのではないかと思います。
ビザ(永住権)を取るなら、ゴールドコーストよりもケアンズがおすすめですし、「ビザなんてカンケーねー、サーフィンができれば人生オーライ!!」な波乗り野郎なら迷わずゴールドコーストがおすすめです。
まぁ、どの道を選んでも正解です(byドラゴン桜)
個人的には、まずは永住権取得を第一に考えてなるべくビザを取りやすい田舎に行く。仕事も含めて実績を積んでビザが取得したら、自分の好きな都市に引っ越すというのがおすすめです。