Hi Mate,

オーストラリアに住んで10年が経った、MASA(@ozuijyu)です。

2006年の6月4日、僕は妻と娘を連れて、不安と希望を胸にオーストラリアに降り立ちました。

正直なところ、当初は不安ばかりで希望はほとんどなかったですけどね。

これからどうなるんだろう?という不安ばかりが乗しかかって、最初の数週間は夜もなかなか寝付けませんでしたね。


あれからちょうど10年、速かったようで長くもあり、ちょっと僕なりにオーストラリア移住生活を振り返ってみようかと思います。


移住して10年間この国で生活してきましたが、もちろんいいことばかりではありません。

良い点もあれば悪い点もあります。

日本は素晴らしい国ですし、オーストラリアが一番だなんて豪語するつもりは一切ありません。

住めば都ですが、それなりの不便さや不満を感じることは今でも多々あります。


今回はこの10年間を振り返って、僕が思うオーストラリアに移住のメリット、デメリットをまとめてみます。

比較する女性

オーストラリア移住のメリット、デメリットまとめ

オーストラリアに住んでみて感じた、メリットとデメリット、いろいろあります。

オーストラリアに住むメリット

オーストラリアに移住し、住み続けているのは、それ相応のメリットを感じているからです。

いくつか挙げてみますね。

子供を英語環境の中で育てられる

幼少期を英語圏で過ごすことのメリットは、英語ネイティブになれることです。

英語はいわずと知れた世界の共通語ですから、世界の人とのコミュニケーションの幅が広がることは間違いありません。

ただ、気をつけなければいけないのは、英語と日本語の会話力のバランスです。

特に幼児期にこちらに移住してきた子供の場合、家庭での日本語教育がおろそかになると、ほとんど日本語が話せなくなってしまいます。

実際にそんな子供たちを今まで何人もみてきました。

自分の孫と日本語で会話できない祖国のおじいちゃん、おばあちゃんをみると可哀想に思えますね。

うちの場合、娘が9歳のときにこちらにきたので、英語と日本語のバランスがちょうど半々くらいで良かったと思います。

個人的には8歳~10歳くらいまでの間に移住するのがが、子供がバイリンガルになれる可能性が高い、ベストな年齢だと思います。

地震をはじめとする自然災害が少ない

過去の記事でも書いていますが、もともとオーストラリア移住を考えた理由のひとつが「地震の心配から逃れること」でした。



オーストラリアには地震が全くないわけではありませんが、国土がオーストラリアプレートの上にどんと乗っかっているため、4つのプレートの境界上にある日本に比べると大きな地震が起きにくいのです。

世界の地震プレート
出典:気象庁

現に、この10年間地震の揺れを感じたことは一度もありません。

加えて、いまのところ原発がないのもオーストラリアを選んだ理由のひとつ。

地震+原発事故による被害、これはもう言わずもがなですね。

ただ、自然災害については予想外の事態が起きることは十分にあり得ますので気は抜けません。

ただ、オーストラリアの場合、他の国で大地震が起きた際に、津波に襲われる可能性はあるかと思います。

気候がいい

2006年から2010年まではケアンズ、それから現在までゴールドコーストに住んでいます。

その他、パースやシドニーに短期間で訪れたこともありますが、個人的にはゴールドコーストの気候がオーストラリアで一番過ごしやすいと思います。

気温は暑すぎず寒すぎず、ちょうどいいですし、海が近くて空が青く、特に冬は空気が澄んでいて最高です。

とにかく寒いのが苦手なので、ゴールドコーストの冬でも多少寒く感じてしまうのですが、寒いのは6月から8月の3ヶ月だけ、しかも日中は半袖でもいけますので日本の冬の寒さには比べ物になりません。

また、南半球の国なので、北半球に比べると工場汚染やPM2.5などの影響もほぼありませんし空気がきれい!

喘息持ちで、気管支があまり強くない僕にとっても過ごしやすいです。

気取らなくていい

オーストラリアは多民族国家で個人主義の人が多く、「人は人、自分は自分」というのが基本的な考え方です。

他人の容姿や洋服や髪型などの外見を気にする人はほとんどいませんし、変にあーだ、こーだとコメントされることもありません。

ましてやスーツを着る必要もなく(仕事にもよりますが)、非常に気楽です。

おかげで洋服にはかなり無頓着になりましたね。

まぁ、こちらの日本人社会にどっぷりはまるとそうもいかないと思いますが・・・。

オーストラリアに住むデメリット

もちろんメリットばかりじゃありません。

オーストラリアに住んでいると、当然ながらデメリットも感じることもソコソコあります。

物価・生活コストが高い

移住した当初から比べると、明らかに物価、生活コストが上がっています。

これは一部想定外でした。

家賃、電気代、食費、雑貨品、車etc…

外食は言わずもがなです。

高すぎてビビります。。。

ゴールドコーストに限っていえば、外食しても高くてたいして美味しくない!

日本と違って、家で食べても結構コストがかかってしまいますね。

たまに日本に帰ると、いろんなものが安く感じます。

(ちなみに、日本の100円ショップDAISOさんがオーストラリアにも進出してきていますが、こちらでは商品が2ドル80セントで(250円くらい)売られています。)

どこに住んでも考え方は同じですが、一般庶民がオーストラリアで生活するには、「支出を減らす、節約すること」を常に意識しないと厳しいと思います。

ですから、節約がストレスになる人には移住はおすすめできませんし、移住する際には経済的に余裕のある計画をすることを強くおすすめします。



日本人は仕事を見つけにくい

これは日本人に限ったことではありませんが、非英語圏の国からの移住者がローカルの仕事を得るのはかなり大変です。

僕の場合、今まで主にBaker(パン職人)として働いてきましたが、同じBakerでも相対的にオーストラリア人に比べると日本人が現地の仕事をゲットするのは難しいと言わざるを得ません。

もしかしたら日本人だから(非英語圏の応募者だから)という理由で書類審査すらパスできない可能性もあります。

実際僕もそんな経験をしたことがありますし・・・。

雇う側とすれば、ビザの関係やら、厄介な問題を抱えたくないのでしょう。

ローカルの仕事の場合、英語でのコミュニケーションが必須なので、英語圏の人と日本人なら、前者を選ぶというのは雇用する側からすれば自然なことかもしれません。

ただ、いざ働いてみると、そんなに英語をペラペラ話せなくてもコミュニケーションは取れます。

もちろん相手が言っていることを理解するレベルの英語力は最低限必要ですが、仕事をキッチリこなす上での英語のコミュニケーションが取れていればとりあえずOKでしょう。

何はともあれ、書類審査をパスして面接までたどり着く必要がありますね。



紫外線が強すぎる

オーストラリアに降り注ぐ紫外線の量は日本の5倍と言われています。

紫外線が強すぎて、日焼け止めをつけずに日中日を浴びていると、肌が真っ赤になります。

もともと地黒の僕でさえそうなので、色白のオージーなんて大変なことになってます。



紫外線はAGE(終末糖化産物)を増やしますし肌を老化させます。

UVAはともかくUVBは有害紫外線です。

特に美容・美白を気にする女性はなるべく紫外線は浴びないほうがいいですよね。

サーフィンする人も多いオーストラリアですが、紫外線対策をしておかないと後で後悔することになるかも・・・。

歯科治療は保険がきかない

永住権を持つとメディケアが適用されるので、ほとんどの病気はカバーされますが、目と歯は別です。

だから虫歯にならないように毎日の歯磨きは入念に行っています。

それでも1年に1、2回はチェックアップに行くと、それだけで1回につき150ドル位はかかりますね。

さらに虫歯を治すとなると保険が効かないので日本と比べるとかなり高額の治療費が請求されます。

いまだに一時帰国時に歯を治す人が多いのはこのためです。

ビザ保持が厳しい

オーストラリアの永住権を取得するのは年々難しくなっていると聞きますが、実は他の国に比べるとビザを保持するのも結構厳しいです。

永住ビザは5年を経過すると、一旦海外に出ると入国ができないため、新たにRRV(リターンビザ)を取得する必要があります。

そして、この取得費用も年々上がっています。






親や兄弟になかなか会えない

これはオーストラリアにかぎらず、海外移住している方なら少なからず同じ意見を持っていることでしょう。

北半球と南半球ですから、物理的に距離が離れているため、会おうと思ってもなかなか会えませんね。

一時帰国で年に1、2度、2~3週間程度帰るか、あとは、たまに親に来てもらう程度でしょうか。

高齢なので、親が死ぬまでにあと何回会えるだろうと考えると寂しくなります。

日本の本が売っていない

読書好きの僕にとっては、結構きついです。

最近はAmazonのKindle本が充実してきているので助かっていますが、それでも読みたい本が好きなときに読めない場合はストレスになりますね。

もちろん、ブックオフ的なところもありません。

シドニーにはたしか紀伊国屋がありましたっけ。

ゴールドコーストには・・・・ないですね。

【あとがき】

とりあえず、オーストラリアに10年住んで、思いついたメリット、デメリットをまとめてみました。

他にも細かいところは挙げればキリがありませんし、先程も書いたとおり多少の不満はあれど、どこだって住めば都です。

移住の計画段階では、移住したあとのメリットばかりを考えがちですが、事前にデメリットも把握しておくことで、現実離れしない計画ができます。

また、メリット、デメリットは個人の主観があリますし、何を重視するかによっても変わりますのであくまでも僕の主観ということでご参考までに。

でも確実に言えることは、オーストラリアに移住したからといって、「毎日がパーラダーイス!」とはならないってことです。

それでは。

See Ya!!