オーストラリアの公立学校の授業料はいくらかかる?(457ビザの場合)

子育て

以前、このブログの読者さんより以下のような質問をいただきました。同じような境遇の方もいるかと思いますのでシェアしたいと思います。

子どもの学費について質問です。予定では息子が5、6歳のときに渡豪になるかと思うのですが、親が就労ビザだと幼稚園?小学校?は、留学生としての料金になるのでしょうか?。もしくは、現地の人と同じような料金で通えるのでしょうか。ビザエージェントに問い合わせしても『たぶん、現地の人と同じでいけますよ』と曖昧だったので、問い合わせさせていただきました。

うちの場合は、僕が当初学生ビザで入国しTAFEで1年間パン職人の勉強をしており、当時9歳だった娘はクイーンズランドの公立小学校(primary school)に通っていました。

親が学生ビザの場合は子供も同じビザの扱いですので、international student、つまり留学生の授業料金を払いました。具体的な金額は忘れましたが、当時1年間(計4ターム)で9000ドル~1万ドルくらい払ったと思います。今ですと12000ドル程度かかるようですね。
https://www.eqi.com.au/programs/fees.html

オーストラリアの永住権を取得する手段はいくつかありますが、先に就労ビザ、俗にいうビジネスビザ(subclass 457 visa)を経て永住権を申請する方が多いと思います。

僕の場合も学生ビザ→ビジネスビザ(457ビザ)→RSMS申請を経て永住権を取得しました。そしてビジネスビザを取得した後は、公立に通う子供の授業料は無料になりました。(クイーンズランド州)

※授業料は無料とは言っても、テキスト代や学校から支給されるパソコンのメンテナンス代、その他遠足の費用やら、送迎バスの費用などは別途かかりました。

留学

出典:photo AC

親がビジネスビザの場合、子供の公立学校の授業料は一体いくらくらいかかるか?というのが今回の質問ですね。

まずオーストラリアの細かい教育制度は州ごとによって異なります。授業料もしかり、各タームのスケジュールもしかりです。ということで、今回は、現在の州ごとの457ビザホルダーの親をもつ子供の公立学校の料金について調べましたので以下を参考にしてください。

<オーストラリアの教育制度>
Primary School(小学校)6歳から入学、Year1から6までの6年間
Junior High School(中学校)12歳から入学、Year7から10までの4年間
Senior High School(高校)は16歳から2年間 Year11、12

※オーストラリアは中高一貫教育のため、Junior High SchoolとSenior High School は同じ学校に通います。

NSW(ニューサウスウェールズ州)
Primary School(小学校)とJunior High School(中学校)は1年間で$5000ドル、Senior High School(高校)が1年間$6000ドル。

参考資料

http://www.detinternational.nsw.edu.au/media-assets/trp/fees.pdf

ACT(オーストラリア首都特別地域)
Primary School(小学校)は不明。Junior High School(中学校)は1年間で$12,500ドル、Senior High School(高校)が1年間$13.900ドル。

ただし、 Skilled Occupation List (SOL)にある職業の場合は授業料は免除されます。

参考資料
http://www.education.act.gov.au/school_education/international_students/temporary_residents_and_dependants

SOLリストはこちら
http://www.border.gov.au/Trav/Work/Work/Skills-assessment-and-assessing-authorities/skilled-occupations-lists/SOL

WA(ウエスタンオーストラリア州)
授業料は子供の数を問わず、1世帯あたり年間4,000ドル

参考資料
https://www.tafeinternational.wa.edu.au/your-study-options/study-at-school/dependants-of-457-visa-holders

その他の州、QLD(クイーンズランド州)、TAS(タスマニア州)、VIC(ビクトリア州)、SA(サウスオーストラリア州)、NT(ノーザンテリトリー)は現在のところは授業料が無料です。

QLD(クイーンズランド州)
http://ppr.det.qld.gov.au/training/tafe/Pages/Fee-Waiver-for-Dependent-Students-of-Temporary-Visa-Holders.aspx

TAS(タスマニア州)
https://www.education.tas.gov.au/international_students/Pages/Dependent-Students.aspx

VIC(ビクトリア州)

http://www.education.vic.gov.au/Documents/school/principals/curriculum/osschstudfee.pdf

NT(ノーザンテリトリー)
https://nt.gov.au/learning/international-students-and-migrants/government-school-fees-for-international-students

なお、SA(サウスオーストラリア州)は現在、457ビザホルダーは公立学校の授業料が免除されていますが、2017年より世帯収入が年間77000ドルを超える場合にはPrimary Schoolで年間5100ドル、High Schoolで年間6100ドルの授業料支払いが予定されています。

https://www.decd.sa.gov.au/sites/g/files/net691/f/schoolfees_457visa.pdf

この参考資料を読む限りでは、サウスオーストラリア州に合わせて、今後は他の州も457ビザホルダーに対する授業料の変更の可能性があるとのことです。

オーストラリアも財政が厳しいからでしょうね。

これから子供を連れての移住を計画されている方は、今後の各州の動向をチェックしてみてください。また、就労ビザでも457以外のサブクラスの場合は上記の内容とは異なりますのでご注意ください。

なお、今回調べた授業料についてはあくまでも現時点(2016年7月現在)のものですので、実際に公立学校への入学手続きをされる際には必ずご自身で授業料の確認をしてくださいね。

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