Hi Mate!!
さてさて、2月からまたパン屋で働きはじめたMASAです。
今日は、この時期のパン屋のことをちょっと紹介してみたいと思いますね。
オーストラリアには、毎年3月の終わりか4月のはじめに、他の英語圏の国同様、イースターホリデーというものがあります。イエス・キリストが十字架で処刑されて3日後によみがえった復活を記念するものですね。
イースターホリデーはグッド・フライデーから始まってイースターサタデー、イースター・サンデー、イースターマンデーと4日間続きます。ちなみに今年のイースターは、3月25日から3月28日までですね。
キリスト教がほとんど浸透していない日本では、イースターなんてほとんど馴染みがないでしょうが、スーパーやデパートでイースターエッグ(中身が空洞のチィコレートで作られた卵)くらいは見たことあるかもしれません。
そしてオーストラリアでイースターを連想する食べ物といったら、「ホットクロスバン」です。
ホットクロスバンというのは簡単に説明すると、ミックススパイスの入った小麦粉をこねて、フルーツやチョコレートを入れて、とどめに十字のアイシングをして焼いたパンです。
このホットクロスバンは、イースターホリデーの1ヶ月半くらい前になるとパン屋やスーパーの店頭に並び出しますが、イースター期間中になると鬼のような量のホットクロスバンが売られることになります。(厳密に言うと、スーパーでは数は少ないものの、イースター以外でも年中売られてます。)
それだけ買う人も多いってことですね。
ちなみに、うちの店のマネージャーいわく、今年のグッドフライデーは650パック(1パック6個入り)のホットクロスバンが売れたそうです。
すげーーー!!
味は、フルーツが入ってないシンプルなもの、一番人気のデーツ(なつめやし)やレーズン入りのもの、その他にも、アップルやシナモンいり、チョコレートやオレンジ入りなど、いろんなパターンがあります。機会があったら、いろんんたテイストを試してみてください。
これがシンプルなフルーツなし
フルーツ入り(レーズン、デーツ入り)
フルーツ入り(シナモン、オレンジ入り)
そして、その鬼のような数のホットクロスバンを作っているのが、僕のようなパン職人なんです(笑)
イースター時期になると1日あたり3000個から4000個くらい作りますからね~、自分で言うのもなんですが本当に大変です、疲れます。
ミキシングして・・・
カットして・・・
ロールしてトレイに乗せて発酵させて・・・
十字斬り!!!
そしてオープンで焼き上げる・・・
この作業を一体何度やったことか!!
もちろん、ホットクロスバンだけじゃなくて、他のパンも普段よりも多めに作るので、作っても作っても仕事が終わらない、終わらない。僕らパン職人も大変ですが、パッキングする女の子も大変、イースター時期はみんな大変です。
結局昨日も朝、というか夜中の2時からはじめて、ほとんど休憩なく昼まで働いてました。こんな日が数日続きますからね、本当に体力勝負です。まぁ、家帰ったら、ひたすら寝ちゃってますけどね・・・。
イースター・サンデーはお店が休みなので、残すところあと1日。頑張ります!!
See Ya!