オーストラリアと中国がますます密接になる理由とは?

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ついにゴールドコーストにもチャイナタウンができたようです。

今までもチャイナタウンと書かれたストリートが存在してましたが、
「これ、中国人が勝手に決めただけじゃないの?」なんていうレベルのもので、
たいして気にしてませんでしたが、いつの間にか、そのストリートの装飾が
チャイナタウン系に様変わりしてます。

象徴的なのは、いつの間にか、そのストリートのど真ん中に孔子の銅像が建造されていたこと。

孔子の像

そして孔子の横にはこんな記念碑も。

記念碑

これってゴールドコーストカウンシルも存在を認めているってことですよね?
まさか、孔子の像なんて許可無く作れませんからね。

そして、ゴールドコーストカウンシルのチャイナタウン紹介ページにはこんな紹介が・・・。

The world’s first modern Chinatown is focused on Young and Davenport Streets in Southport. It will be a place for the Gold Coast to celebrate its diversity through culture, design, people and food. Chinatown will be an exciting mix of restaurants, cultural festivals and boutiques; a place of cultural indulgence and celebration.

場所はサウスポポートのオーストラリアフェアのすぐそば。
Young StとDavenport StのT字のエリアです。

チャイナタウン

ここはもともとアジア系のレストランや美容院、カラオケ屋などが並んでいたので
完全にチャイナタウンと呼ぶには、ちょっと無理があると思いますが、
これから徐々に中華街風に変貌していくのでしょうか。

つい最近では、この新チャイナタウンで、中国の旧正月のイベントが夜中まで開かれていて、
いつもは結構、閑散としているこの通りに人、人、人。そして中国人が好きな爆竹が
鳴ってたりと、かなり盛り上がってたようでした。

それにしても、中国人のパワーってスゴイですよね。
世界中のどこに行っても中華街はあるし、
世界の果てって呼ばれるところにも中国人はいますからね。

オーストラリアにも、毎年、中国人の移民が増えているようで、
2015年の1月にオーストラリア統計局がとったデータによると、
オーストラリアには中国からの移民が45万人もいるとのことです。

10年前に比べるとなんと倍増です。
今後も倍々ゲーム状態で増えていくことでしょう。

しかも、最近の中国からの年間移民数は、
今まで最大の移民数を占めていたイギリスをも上まる勢いのようで。

こういった、中国の移民が増えている背景には
オーストラリアの移民法の制度が変わったことが影響しています。

2012年に新たにできた、上級投資家ビザ(SIV Significant Investor Visa)は、
500万オーストラリアドル(約4億7000万円)を4年間、国が指定した投資先に
投資すれば、永住権が獲得できるというもの。

4年間って18億5800万って!?

すごっ!

そしてこのビザの申請者の90%は中国人という事実。

中国人の富裕層って半端ない金持ちですからね。オーストラリアにとっても
お金を落としていってくれるなら、ビザでも永住権でもあげちゃうよ!
というのが本音のところなんでしょう。

昔はオーストラリアにお金を落としていくのは、日本人だったのですが
今や中国人に打って変わってしまいました。。
オーストラリアも中国人にサービスするのは無理もないですね。

オーストラリアの物価高なんてものともせず、中国人の観光客も年々増加してるし
ここゴールドコーストにも毎日のように、中型バス何台も連ねて、
ビーチやおみやげ物やレストランに大挙する中国人の団体を見ます。

2013年にオーストラリアに観光で訪れた中国人は73万人。
1日あたり2000人が来ている計算です。
ちなみに日本人は30万人くらいで、1997年は80万人くら来てたので
ここ15年くらいでかなり減りましたね。

先日、放送された未来世紀ジパング見ましたか?

あの番組をみると、いかにオーストラリアが中国人をもてなし、
そして、中国人がオーストラリアの土地を買い占めているかがわかります。

ちなみに番組冒頭では、オーストラリアの物価高が
レポートされてました。

日本では630円で、ご飯おかわり自由の、やよい軒のさばの塩焼き定食

やよい軒のシドニー店では2300円(25ドル)。

笑えません。。

これからこの国にも中国人がますます増えていくんでしょうが、
彼らのパワーに負けずに、我ら日本人も頑張っていきましょう。
ということにつきます。

オーストラリアにも、リトルトーキョーじゃないけど日本人街とかできないかな?