オーストラリアのパン屋事情

オーストラリアで日本のパンを食べたい

オーストラリアの食パンは、日本の食パンと比べると、どちらかというと、
カリカリッとしています。

オーストラリアで長く住んでいると、
あの日本の、ソフトでもっちりした食パンが無性に食べたくなることもしばしば。「日本の食パンが食べたい!」こちらに住んでいる何人かの日本人の方からも、そんな声を聞きました。

実際に、お店にも日本人のお客さんも結構来ますからね。
日本の食パンがあったら、喜ぶのにな~、なんて思ったりもしますね。

日本の食パンは、オージーにも受けると思うんですよね。
絶対に!


あと、例えば、メロンパン。
これも、絶対にオーストラリアでも受けますよ!

オーストラリアに住む日本人も、毎年毎年増えていくのだし、日本の食パンやメロンパン、あんパン、カレーパンなどを売っている店がもっと増えていけばいいと思います。


もちろん、実際に売っている店はあるのですが、それは日本人やアジア専門の店なので、決して、オージーがわざわざ買いに行く事はありません。


そうではなくて、私が働いているような根っからのオーストラリアのパン屋の片隅にでも置いてみたらいいのにな、と。

あとは、最近、オーストラリアでも健康志向の人が増えてきているので、ナチュラルイーストを使ったパンなどもあったら、オージーは喜んで買っていくと思うんですけどね。

いつか、オーナーに直訴して、自分で作って置いてもらおうと本気でたくらんでいます。

とりあえず、日本のソフトな食パンとメロンパンを店に出せるようにがんばります!

QUALIFIED BAKERになるには

オーストラリアで、QUALIFIED BAKER、つまり、どこでも通用する、というか、いっぱしのBAKERになるには、最低3~4年間、BAKERのアシスタントとして働かなくてはいけない、その間は、APPRENTICE BAKER(見習い)として働くというシステムですね。

オーストラリアで、QUALIFIED BAKERになるには、APPRENTICEを経て、さらに専門的な教育を受けて(TAFEなどの専門学校で資格を取るなど)はじめてなれるのです。

当然、APPRENTICEの期間は、QUALIFIED BAKERと比べて、給料も安いし、BAKERのアシスタント的な仕事がほとんど、そして、ブレッドのプロダクションが全て終わってからも、待っているのは、マシンやフロアの掃除なんですね。

はっきりいって、退屈な仕事です。


QUALIFIED BAKERの仕事は、夜中から始まって、朝、店がオープンする前までの、全てのパンを作ることですね。APPRENTICEは、店にもよりますが、朝の4時、5時くらいに来て、QUALIFIED BAKERのアシスタントをします。そして店がはじまってからは、掃除などの後片付け業務をする、という感じです。

こちらで、パン屋の仕事をして思うことは、これは、どこの国のパン屋でも同じかもしれないけれど、人の入れ替わりが激しい業界だということ。

朝も早くて、仕事もそれなりにツライ仕事なので、続かない人が多いんですね。特にAPPRENTICEは、3年も4年も、雑務的な仕事をしなければいけないので、やっぱり辞めてしまうんですね。


これはオーストラリアでは、パン屋に限らず、全般的に職を変える人が多いです。日本も終身雇用が崩壊しつつあるといわれていますけど、まだまだ甘い(笑)

オーストラリアというのは、日本から見たら、言い方は悪いけども、ナマケモノが多い国かもしれません。少なくても、そう思われているんだと思います。

実際、店は早く閉まるし、土曜日は午前中だけオープンして、日曜は休み、という店が多い。

いい意味で、仕事以外の時間を大切にする、オージー気質が、ある意味、ナマケモノととらえらがちなんですが、そんな気質や環境が、比較的にすぐに職を変えるということにつながっているのかも。

そんなこんなで、QUALIFIED BAKERになる前に辞めてしまう人も多いのですね。

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