子供をバイリンガルに育てる時の注意点

子供をバイリンガルに育てる時の注意点


うちの子どもは現在12歳で今年からハイスクールに通うのだが、オーストラリアの小学校に通い始めたのが9歳の時。

もちろん英語なんてまったくしゃべれない。クラスにたまたま日本人の生徒(両親が日本人でオーストラリアで生まれ育った)や日本人のハーフの子がいたので、最初の頃は授業中に彼女たちに通訳をしてもらっていた

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うちの子はもともと引っ込み思案な性格だったこともあり、最初のうちはなかなか英語を覚えようともせず、日本語が通じる子とばかり話していた。

今は普通に現地の子と話しているし遊んでいるんで安心しているけど、移住当初はいつになったらこちらの学校に慣れるのかなぁと毎日が心配だった。
子供にしてみれば、親の勝手な都合で(一応、子供の将来のためという理由が大きかったんですが・・・)異国の地に連れてこられ、外人の子供ばかりの学校に入れられたのだから相当大変だったと思う。

でも、子供の適応能力というのはすごいんですよ。
それは言語習得という点においては大人は絶対に勝てない、子供だけに与えられた特権みたいなもの。
よく子供を完璧にバイリンガルにしたいなら13歳までが限度と言われるが、やはり言語は脳細胞が一番発達する時期に覚えさせたほうがいいに決まっている。

ただ、子供をバイリンガルにさせたいにしろ何にしろ、外国で子供を育てるに当たってひとつ注意しなければいけないことがあると思う。

移住してきてからわかったことだけど、例えば前述した両親が日本人でオーストラリアで生まれ育った子供たち、そして、お母さんが日本人というハーフの子供たち、彼ら、彼女らにいずれも共通して言えることは、言語能力のバランスが日本語<英語になっている傾向が強いということ。少なくとも僕の周りの家族をみるかぎり、ほぼ100%に近い確立でこの図式に当てはまる。

こういった子供たちを観察していて興味深く感じるのは、英語は流暢に話せるけど、日本語は考えながらしゃべっていること、もちろん日本の子供が話すような流暢さはなく、文法や用法も少なからず間違えること。

 

何が言いたいか、というと、

子供をこちらで育てて完璧なバイリンガルにしようと思ったら、逆に日本語の教育に力を注がなければいけないということ。

はっきりいって、英語は自然に覚えてきます。
学校の授業はもちろん英語だし、テレビも英語、友達と会話するのも英語だから。

問題は日本語のほう。
特に幼少期、小学校低学年くらいまでに海外移住をした場合、もともと日本語自体もまだまだ習得段階にあるわけで、それくらいの年齢で英語の環境に放り込むと、逆に日本語の習得に影響が出てきてしまうのは当然なのかもしれない。

言語学的には日本語のほうが難しいと思う。
僕からしてみたら英語のほうが難しいけれど、英語のほうが言語的にはシンプルじゃないかな。

日本語も奥が深い。漢字・ひらがな・カタカナ、敬語、日本語独特の言い回し、など日ごろから話し、学んでいないと習得はできない。

だから親としては、せめて家の中では正しい日本語で話しかけてあげたり、日本語の本を一緒に読んであげたりするべきだろう。じゃないと、どんどん日本語の話力、読解能力が落ちていってしまう。

 

そうそう、特に子供が2人の場合は特に注意が必要で、これもよくあるパターンで、兄弟同士の会話が英語になるということ。
そうなってしまうと、もう日本語というのは彼らにとって、いわゆる「第2外国語」になってしまう。

そんな訳で、子供を立派なバイリンガルに育てるというのは、簡単じゃないなと思うこの頃。

やっぱり日本人だから母国語はきちんとマスターしてもらいたいな。
ん~親の責任は大きいぞ。。

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2010年01月13日 コメントは受け付けていません。 | トラックバックURL |

カテゴリ: 子育て 移住

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